第二十号となる今号は、宗像大社をご紹介します。
今号はのりかがご案内を担当いたします。
このメルマガは毎月、月替わりの日(今月は大雪)に発行しています。
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◎宗像大社(辺津宮)
◎場所
福岡県宗像市田島2331
◎交通機関
JR東郷駅北口から
宗像大社経由・神湊波止場行きバス「宗像大社前」
※バスの本数は少なめ
◎宗像大社とは?
宗像大社は、沖ノ島の「沖津宮」、大島の「中津宮」、田島の「辺津宮」、この三宮を総称しています。
三宮には天照大神の御子(三女神)がお祀りされています。
◎御祭神
市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)-辺津宮
沖津宮には田心姫神(たごりひめのかみ)が、
中津宮には湍津姫神(たぎつひめのかみ)がお祀りされています。
公式サイト:
http://www.munakata-taisha.or.jp/
◎訪問日記
今年はご縁があってたまたま、
宗像大社に2度も参拝することができました。
1度目は比較的時間もとれて、大島にある「中津宮」にも参拝しましたが、盛りだくさんなので中津宮については別の機会に。
ちなみに「沖津宮」のある沖ノ島は島全体がご神体とされ、いまも女人禁制が守られています。
男性の参拝も年に1度、大祭の日しか許されていません。
男っぽさ・・・なら自信があるんですが、それで参拝できるはずもなく。無念です(><)
今回は宗像大社といえば・・・一番参拝する方が多い、辺津宮についてレポートしたいと思います。
辺津宮のご祭神である「市杵島姫神」といえば、美しい女神として有名ですね。
弁財天の同一神と言われています。
美や芸事にご利益がありそう!とワクワクしますが、宗像大社は交通安全の守護神として崇敬されていて、
古くは遣唐使たちも航海安全祈願のため参拝したそうです。
辺津宮の境内は大きく、鎮守の森も広大。
美しい神池のまわりを地元の方がのんびり散歩されていて、時間がゆっくり流れているような癒しの空間です。
社殿はすっきりと渋い佇まいで、境内社もたくさん。
境内奥から深い鎮守の森を進むと、第二宮(ていにぐう)と第三宮(ていさんぐう)
があります。
中津宮「湍津姫神」の御分霊をお祀りする第二宮、
沖津宮「田心姫神」の御分霊をお祀りする第三宮も、
あわせて参拝できます。
そして辺津宮に参拝するなら必ず寄っておきたいのが、宗像大神ご降臨の地とされる「高宮祭場」。
第二宮と第三宮の反対側に続く道を、鬱蒼とした森の中、御神燈のある階段を上っていくと到着します。
道にはちゃんと名前がついていて、第二宮、第三宮へは「鎮守の杜の道」、高宮祭場へは「高宮への悠久の道」を通るのです。
高宮祭場は神籠(ひもろぎ)、磐境(いわさか)という、祭りの原点が今も残る数少ない古式祭場で、現在も古式に則ってお祭りが行われています。
なんとも神秘的な場所で、最初に訪れたときは圧倒されて言葉が出てきませんでした。
木々の間にきらきらと光が差し込んでいて、さわさわ風に揺れる森が語りかけてくるような、神話の世界にいるような空間です。
私が参拝したときは他の参拝者の姿もなく、静寂と光に包まれたような不思議な感覚の中、いつまでもたたずんでいたくなりました。
今年、2度目の博多出張が決まったときも、時間がなくても少しでも立ち寄りたい、すぐそう頭に浮かんだ場所です。
バスの本数は少なめですが、博多からのアクセスはいい場所なので、皆さんも是非、足を運んでみてくださいね。
◎周辺情報
2度とも、宗像大社(辺津宮)近辺ではお店などに立ち寄る時間もなく、リサーチできませんでした。
ごめんなさい(><)
ただ宗像大社の境内自体がとても広く麗しく、ご紹介した第二宮や第三宮、高宮祭場の参拝も含め、ゆったり散策できるのと、
社務所が大きな休憩所も兼ねているので、のんびりできます。
社務所には自動販売機も。
宗像大社近辺には天然温泉などもあるようなので、泊りがけで行けるような機会に恵まれたら立ち寄りたいと思っています。
text by のりか