第二十七号となる今号は、洲崎神社(東京・木場)をご紹介します。
今号はみどりがご案内を担当いたします。
このメルマガは毎月、月替わりの日(今月は小暑)にアップしています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◎洲崎神社(東京・木場)
◎場所
東京都江東区木場6-13-13
◎交通機関
東京メトロ東西線 木場駅から徒歩5分
◎洲崎神社(東京・木場)とは?
「元弁天社」と称し、本所深川の埋め立て事業が進む元禄十三年(1700)護持院隆光の
ご尽力により江戸城中紅葉山にあった弘法大師作と伝えられる桂昌院(五大将軍綱吉公
の生母)の守本尊である弁財天をここに祀り洲崎弁天社と称した。
明治維新神仏分離の際、弁天社改め洲崎神社となる。(洲崎神社資料より抜粋)
◎御祭神
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
紹介サイト:
http://www.tesshow.jp/koto/shrine_kiba_suzaki.html
http://www.dentan.jp/kiyozumi/monnaka/monnaka16.html
◎訪問日記
2011年6月18日(土)、8回目の女子神社ツアーを開催いたしました。
今回のテーマは「今、手を合わせたい神社」ということで、津波警告の碑(波除の碑)がある洲崎神社をスタートとしました。
駅から数分の距離ですが、大通りから奥に入っているので、とても静かな場所です。
赤い鳥居が印象的。
鳥居をくぐってすぐ左側に、津波警告の碑(波除の碑)があります。
これは、寛政3年(1791)に押し寄せた津波により、多数の死者行方不明者を出しことで、江戸幕府が当地を東北、平久橋の袂を西南とした一帯を買い上げ、居住禁止区域としたという歴史があり建てられたもの。東京都指定文化財となっています。
220年前の出来事です。
当時は、洲崎神社は海に浮いた島のような場所にあったのです。
その後、埋め立てが行われ今では内陸になっていますが。
また、この津波は地震ではなく高潮による津波ですが、自然に抗えないことを知らせるかのように、当時ここまで水が来たということが分かる石もあります。
そして、何より土地を買い上げるという江戸幕府の姿勢が、素晴らしいと感じました。
拝殿にある印は、波の絵柄です。東北の方を思いながら手を合わせました。
拝殿の右奥には、弁財天があります。池には亀がたくさん。
洲崎神社は、神社ツアーのコースを決めるにあたり、検索をしていて初めて知った神社です。
「今、手を合わせたい神社」。
先ほど(午前3時34分)にも地震が起きて、その揺れに驚き起きてしまいました。
不安の続く毎日ですが、今、命あることを噛み締めて生きていきたいと思っています。
東京都内(築地)には、「災難を除き、波を乗り切る」 と言われている波除稲荷神社もあります。
こちらも、手を合わせたい神社です。
http://www.namiyoke.or.jp/
◎周辺情報
元々、海だった場所なので川に囲まれています。
駅に向かうために渡った赤い橋では、多くの方が写生をされていました。
その風景もとても粋。江戸を感じる場所です。
その橋の袂にある、深川木場「舟宿 吉野屋」もとても雰囲気がありました。
http://www.team-yoshinoya.com/
text by みどり