第三十四号となる今号では、北海道神宮をご紹介します。
今号はのりかがご案内を担当いたします。
月替わりの日(今月は立春)にアップしています。
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◎北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)
◎場所
札幌市中央区宮ヶ丘474
◎交通機関
地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩15分
◎北海道神宮とは?
開拓三神とされる、北海道の開拓・発展の神々をお祀りする神社。
北海道屈指のパワースポットとして地元の方々の崇敬篤い神社です。
◎御祭神
大国魂神 (おおくにたまのかみ)
大那牟遅神(おおなむちのかみ)
少彦名神 (すくなひこなのかみ)
明治天皇 (めいじてんのう)
公式サイト:http://www.hokkaidojingu.or.jp/
◎訪問日記
年に1、2回ほど出張で訪れる機会のある札幌。
そのたび、東京に戻る日の朝、できるだけ時間をつくって参拝するのが北海道神宮です。
札幌の中心部からほど近い円山地区、広大な森林が美しい円山公園の中に位置する北海道神宮は、季節によって見事に違う表情を見せてくれます。
首都圏でも雪が積もるほどの寒さが続いた先日、また北海道神宮に参拝する機会に恵まれました。
北海道神宮は地下鉄円山公園駅近く、十分歩ける距離ですが、札幌駅からタクシーでも15分程度。
時間がない方は円山公園散策を満喫した後、タクシー移動もできる(公園そばにタクシー乗り場も)便利な立地です。
正面鳥居をくぐると、豊かな木立が整然と並ぶ、息を呑むほど神秘的な一面雪景色の参道。
神職の方々による行き届いたお手入れと、地元の方々の参拝が途絶えないおかげで雪道もしっかり踏み固められ、大雪の中でも歩きやすい参道となっています。
北海道神宮といえば、一度はこの雪景色の参道を歩きたいものですが、夏の緑も心地よく、また春には公園一帯が桜の名所ともなっています。
まっすぐ参道を進むと、特徴的な大きい注連縄のある神門が。
門より望む境内は荘厳な雰囲気です。
境内正面の拝殿、周囲を囲む廻廊は、風雪に耐える経年変化が美しい風格で、雪に反射する光があちこちできらめき、うっとり見惚れてしまうほど。
ずっとたたずんでいたい景色ですが、やはりじっとしていると寒い・・・笑
参拝にはしっかりした防寒対策がマストです。
神門を出ると、右手、雪の深い季節にはわかりづらいのですが、雪の積もった深い森を、
踏みしめて作られた歩きやすい小道づたいに進むと、少し歩いた先に境内社が三社。
とくに立派な社殿が印象的な開拓神社は、北海道開拓の功労者をお祀りしています。
この付近では、夏に訪れるとよく小さなリスが走り回っているのも見かけたりして楽しいですよ。
北海道神宮は、都市部にあるとは思えないほど、四季折々の森を楽しむことができる、五感に響く空間。
正面鳥居までまっすぐ参道を行き来するだけじゃなく、是非、境内社のほうまで足を伸ばしてみてください。
◎周辺情報
北海道神宮の「参拝者用無料休憩所」は、あの有名な六花亭さんが運営しています。
私は残念ながらいつも出張の際の立ち寄りで時間がなく、ここで休憩までできないのですが、参拝者はお茶と、「判官さま」という焼きたてお餅を無料でいただくことができる人気のスポットです。
素晴らしい文化活動ですね、六花亭さん・・・
今度こそ、もう少し時間をあけて寄ってみたい場所です。
text by のりか