神社レポート

神社レポート36:香椎宮(福岡県)

投稿日:2012-04-04 更新日:

第三十六号となる今号では、香椎宮をご紹介します。
今号はのりかがご案内を担当いたします。
月替わりの日(今月は清明)にアップしています。

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◎香椎宮(かしいぐう)

◎場所
福岡県福岡市東区香椎4-16-1

◎交通機関
JR香椎線「香椎神宮」駅より徒歩5分程度

◎香椎宮とは?
熊襲征伐の折、急逝した仲哀天皇の霊を神功皇后が祀ったのが起源とされています。
その後、崩御した神功皇后を祀った廟とあわせて古くは「香椎廟」と呼ばれていました。
本殿は日本唯一とされる独特の建築様式、香椎造です。

近くにある「不老水」という名水が有名で、
この水を飲んでいた時の大臣・武内宿禰(教科書にも出てましたよね・・・)
は、300歳を超える長寿だったという言い伝えがあります。

◎御祭神
仲哀天皇・神功皇后・応神天皇・住吉大神

公式サイト:http://kashiigu.com/

◎訪問日記

訪れるとまず、美しく壮大な香椎宮の楼門に見惚れます。
楼門前には桜の木がたくさんあったので、春は桜の名所でもあるんだろうなあと思いました。

皇室の宗廟として高い格式をもち、皇室の崇敬が厚く、本朝四所の一つにも数えられる香椎宮。

境内は広く、豊かな緑の中に朱色の香椎造本殿が映え、神話の世界に迷い込んだような気持ちになります。

境内にはいくつか摂社・境内社がありますが、武内宿禰を祭る武内神社もありました。

私が訪れたのは2月で、早咲きの桜がちらりとあっただけでしたが、弁財天を祀る池には花菖蒲、またつつじ苑もあったりと、春からの季節は季節ごとの表情を楽しめて、ゆっくり散策するのも気持ちよさそうです。

あと、おそらく相撲ファンの方はご存知かと思いますが、香椎宮の鳥居そばには大相撲の鳴門部屋があって、プレハブの稽古部屋もあってちょっとびっくり。

香椎宮のすぐ裏手には、古宮趾があります。
この古宮の地は、熊襲討伐に来ていた仲哀天皇の仮住まい、橿日宮だった所。

この地で崩御した仲哀天皇の棺を椎の木に立て掛けておくと、四方に香ばしい香りを放ったため、この地を香椎と呼ぶようになったそうです。

古宮趾や不老水も是非、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

◎周辺情報

前述した「不老水」は、同じく香椎宮裏手から徒歩10分くらいのところにあるそうです。

ごくごく簡単な手描きの地図(笑)が張ってありましたが、私は残念ながら時間がなくて断念。
不老水の開門は午後3時までだそうです。

初めて行く方にはちょっとわかりづらい場所のようですが、日本名水百選にもはいっている不老水、今度参拝する機会には飲んで長寿祈願したいです。

不老水のある場所の近くは、武内宿禰が居住していた武内屋敷跡と呼ばれています。

text by のりか

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