第五十四号となる今号では、御香宮神社 をご紹介いたします。
今号はのりかがご案内を担当いたします。
月替わりの日(今月は寒露)にアップしています。
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◎御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)
◎場所
京都府京都市伏見区御香宮門前町174
◎交通機関
京阪電車「伏見桃山駅」あるいはJR奈良線「桃山駅」
徒歩5分。
私は宇治からJRを利用しました。
◎御香宮神社とは
名水百選「御香水(ごこうすい)」のお水取りで有名な神社。
私が訪れた際も、地元の方々が容器抱えて雨の中、並んでらっしゃいました。
◎御祭神
神功皇后
公式サイト:
https://gokounomiya.kyoto.jp/
◎訪問日記
平安時代、境内からとても香りのいい水が湧き出し、その水を飲むとたちどころに病が治ったという伝承のある神社です。
もともと神社は「御諸(みもろ)神社」という名でしたが、その水の伝承によって時の清和天皇から「御香宮」という名を賜り、お水も「御香水」と呼ばれています。
今もこんこんと湧き出す御香水は、名水百選のひとつ。
お水取りもできるので、地域の方々の篤い信仰を集めています。
私は宇治に立ち寄ってからの参拝だったので、JR奈良線を利用しましたが、駅から5分ほどですぐ神社の大鳥居が見えます。
鳥居をくぐるとすぐ、桃山天満宮もあり、境内は広大というほどではないですが、美しい石庭を含め、香しいという言葉がぴったりの神社です。
石庭は小堀遠州が奉行所内に作ったものを、神社内に移築したものだそう。
参道をまっすぐ進むと、あでやかな極彩色に彩られた本殿。
板壁には絵も描かれた、豪華絢爛な印象です。
本殿そばにある御香水をいただいて一休みし、社務所をのぞくと安産のお守りがたくさん。
神功皇后を祀る御香宮神社は、安産祈願でも有名なのです。
ところで今回、この神社さんをご紹介したのは、ちょうど10月初旬から有名な「神幸祭(しんこうさい)」が始まるから。
伏見の秋の風物詩とされる神幸祭は、伏見祭とも呼ばれていて、お神輿の巡行や能楽堂で神能が舞われたり、露店も数多くでてたいそうな賑わいだとか。
お神輿の動画とかYouTubeでもアップされてたので、思わず見てしまいました。笑
宇治からも電車で10分ほどなので、京都で神社めぐりする際には、ちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
◎周辺情報
雷もなってる豪雨の中だったのと、神社近くでお店などにもまったく立ち寄らなかったのですが、世界遺産平等院鳳凰堂など、たくさんの観光名所や神社がある宇治からも、電車移動でもすぐ。
ちなみに宇治でいろいろ名所めぐりするためにはけっこう歩きますが、駅前からお洒落カフェなどもたくさんあって、食べたり休んだりする場所にも困りません。
セットで立ち寄るプランをたてるのがお薦めです。
text by のりか